外国語大学を休んで海外で暮らしていた時、言葉は道具だと思っていた。 自分の拙い発音や語彙力では教科書の文例のような一言では通じない。しかし知っている限りの単語や大きな声で相手に迫れば、何とか通じたりする。それは小さなナイフで大木を切り倒すの…
ジーパン怖い顔のプリントされたTシャツ内臓飛び散らしたみたいな謎ペイズリーのシャツスニーカーミャンマーの民族衣装 数セットリクルートスーツ これだけ持って、オフィスカジュアルの会社に入社するために上京したのは、貧乏学生生活をやっと終えた23歳の…
以下は、別の機会に書いた、NHKミャンマープロジェクトの講談社現代新書『NHKスペシャル取材班、「デジタルハンター」になる』の感想である。 2023年2月1日でミャンマーのクーデターから2年となる。 何か言いたいけれど、悲惨な状況を前に何も言うことができ…
忘備のためにも、駆け込みで締めくくりの記事を書いておこう。 第1位『Street Dancer 3D』 旬の役者を揃えたお気楽ダンスバトル映画かと思いきや、印パ問題、移民のアイデンティティ、そして不法移民と社会的なイシューを盛り込んだ上で、ド派手な娯楽映画に…
旅先の知らない飲み屋で酒を飲むのが好きなんだが、今年は全然そういうことできなかった。そのフラストレーションからか、漫画の酒飲んでるシーンがすごく輝いて見えてね。今年読んだ漫画の中で、特に気に入ってる飲酒シーンを記録しておこうと思う。 永田カ…
東京オリンピックには興味がないし、夏には長めの休みを取って、今年は久しぶりにミャンマー旅行に行こう、なんて夫とずっと話していたのだが、春先からの騒動で、海外旅行など夢のまた夢、という状況になってしまった。 仕方ないとはいえ、かの国の空気を感…
「井上陽水の『少年時代』って、なんでそんなタイトルか知ってる? 『少年時代』っていう映画の主題歌だったからなんだよ。 その映画の原作小説を藤子不二雄Ⓐが漫画にしてて、それが素晴らしいんだ。」 と夫が言うので、ぜひ読みたい、と言って、実家から取…
10年くらい前に書いた日記をブログの引っ越し方々再掲する。 ------------------------------------------------------------------------ 兵庫県立美術館でやっているムンク展に行ってきた。 理屈っぽく芸術鑑賞をするのが好きじゃないので全く予習なし。 …
私の枯れたマンガライフに 会社員になった位から、少年漫画をほとんど読まなくなってしまった。 自分と同じ年代の主人公が人生や配偶者との関係に悩んでる漫画ばっかり読んでるし、 なんなら最近は倉科遼の『女帝』とか熱をもって読んでいた。いや、おっさん…
アウトドア関係の書籍には、「遭難ドキュメント」と呼べるようなジャンルが存在する。 ヤマケイ文庫 ドキュメント 道迷い遭難 作者:羽根田 治 発売日: 2015/10/16 メディア: Kindle版 遭難したときにパニックになってはいけないというのは山登りの鉄則である…
『ガリーボーイ』ついに日本で公開 2019年10月18日(金)にランヴィール・シン主演のインド映画『ガリーボーイ』が日本で封切られた。 インドでの公開から半年ちょっと。インド映画が本国での公開と同じ年に日本でも封切られるというのは異例の早さである。 …
テスト明けということで、同居人の馬子と京都へ遊びに行った。 美術館へ行きたいという私の希望に沿って、アサヒビール大山崎山荘美術館へ行くことに。 前日から計画を立て、寝坊したので全力疾走してバスに乗って出発したのに、開館時間が現地に到着した一…
インド映画の秋到来 東京では毎年秋にインド映画上映イベントが開催されるため、首都圏のファンにとってお楽しみのシーズンだ。 今年も9月6日~26日まで、キネカ大森でインディアンムービーウィーク2019というイベントが開催される予定である。ここでインド…
蛙を初めて食べた日のことを書こう。 あれは忘れもしない初秋の新宿。私は蛙を食べさせる店に向かっていた。 蛙は以前から是非口にしてみたいと思っていたのだが、それまでなかなかいい機会に恵まれる事がなかったのだ。 新宿の繁華な街並みの中になかなか味…
卒業論文のために、ミャンマーのノンフィクションを読んでいる。 タイトルは『酒飲みの千の失敗』。 アルコール依存が社会に蔓延するのを憂いたルドゥ・ウー・フラという作家が、当時のビルマで1975年に出版した本である。無論ビルマ語で書かれたものだ。 4…
2019年8月9日公開の『シークレット・スーパースター』というインド映画の試写会に当選し、一足早く鑑賞するという恩恵にあずかることができた。 これが非常に印象的な出来事だったので、どこかにまとめて記録しておきたいと思い、ブログを立ち上げてしまった…